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えー、どうもこんばんは。智貴卍です。

今日は、我が師匠(一方的)無頼さんへの寄贈のつもりでSSを載せさせて頂きます
本当は、直接メールで送りたいんですが
師匠の反応によると、こちらで載せたほうがいいんじゃね?といった事みたいなので(ぇ
こちらに載せます。


殆ど邪道な書き方のSSですので、不出来なのは目を瞑って戴きたいです。
んじゃ、↓ですね。











「だぁぁぁぁっ!また俺の負けかよっ!」
そろそろバラエティ番組も終わりかという時間帯
一人の男が己の過ちに低い声で叫んでいる
ほんの幾分か前までは高校生だったと思えない程のヒゲを鈍く光らせて
「・・・・・・・・・残念だったな、疾風。惜しい所まではいってたけど。」
自分でも、意地悪だと思えるような声でつついてみたら
「ぐっ・・・・・・・よ、よし、あと一戦だ!」
案の定、むっとした表情でまた向かってくる
・・・・・・・少し底意地が悪かったかもしれない
「・・・・・・・・・・別にいいけど、もう君が着てるものは何もないだろ。シャツもたった今脱いだんだし。」
彼はたった今、賭けていたシャツまで失った。
一度燃え上がると燃え尽きる事を知らない性格ではあるが
流石にこれ以上はしないだろう
「・・・・・・・・大丈夫!まだ最後の要であるトランクスがある。これで五十鈴の身ぐるみを剥いでやるさ」
とても早い前言撤回だ
それを聞いた時、自分でもため息をついたのがよく分かった。
そして、ある言葉を心の底から吐き出したいとも感じた。
喉の近くまできていたそれを
「・・・・・・・・・・本当に」
抑えようとは思ったけど
「呆れた男だ」
・・・・・・やっぱり、無理










また、負けた
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
またしても、まけた
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
本当に....俺には運がないもんだ
「・・・・・ホラ、終わったろう?もうこれ以上長引かせると、良明が起きてしまう。」
そういって『早く寝たいし』と付け加える彼女に
「大丈夫、俺は既に勃(お)きてる!!」
ガッツポーズで叫んではみたものの
「・・・・・・・そう・・・」
やっぱり、冷たくあしらわれるだけだった。
そこで、寂しさに誘われて
「・・・・なぁ、五十鈴・・」
似合い事が自分でもわかるくらいの声音
自分でも分かるくらいの表情で
「久しぶりにシーズンも終わったんだから、一回くらいやらないか?」
一応、今までやっていたゲームを抜きにして誘ってはみるが
「残念だけど、今は無理。」
やや細く吊り上げた目と
若干申し訳なさそうな強張りの頬で細く言った後
「・・・最近、どうも疲れがたまっていてな」
少し考えこんだ後、ふと真面目な表情で
「・・これ以上からだを使いすぎると、私が持たないんだ・・・」
毅然としながらも、申し訳なさそうな声音で断られてしまった。
そこで、これ以上交渉しても無駄だと思った俺は
「・・・・・・・・・・そうか、わかった。じゃあ、そろそろ寝るわ」
諦めて寝室へと向かった。







「・・・少し、悪い事をしてしまったかな・・・・」
近くの棚からズボンを取り出して歩く疾風を見て
かすれるような声でふと呟いてみる。
本当は、私だって繋がっていたい。
ここ数ヶ月は殆ど肌を交わしていないし
そこからくる不安が多いのもまた事実だ。
だから、今夜くらいは疾風を受け入れてもいいと思った。
だけど、やっぱりここ何日かは確実に疲れが溜まってきている。
長男―――良明(よしあき)の世話も大変だし
まだ若い私達は近所でけっこうネタにされている。
疾風は気にするなといってくれる
だが、いつも後ろ指を差される気分は決して良いものとは言い難い。
それに加えて、私の夫である疾風はプロ野球選手でもある。
嫌でも目立つのは仕方の無い事ではあった。
そのせいだろうか、最近はかなり疲労感があるし
近所の人の視線がやけに気になる。
そうやって、追いつめられた様な気分の今
今、もしここで疾風を受け入れてしまったら、
彼にすがりすぎて二度と覚める事が出来ない
そんな気持ちが湧いてきてたまらなかった。
それだからか、彼を受け止める事を拒んでしまった
・・・けれど・・・・
・・・・・だけど・・・・・・・

(やっぱり、一緒にいたい・・・・・・・)

その気持ちだけは本物で、今すぐにでも部屋の向こうに行きたいのも、また真実ではある。
その内、彼にすがるべきか、はたまた自分にすがるべきか、そういった思考が頭の中を駆け巡ってきた。
更に、「それ」はいつしか自分を飲み込んでいく程に大きくなっていく。
そして、不安になっていく。
しかし
「・・・・・・さっきから、何シケた顔してんだ?」
そんな時、何処からだろうか?
更に言うと、何故だろうか?
彼の一言で、私の中の「ソレ」は全て吹き飛んだ









「疾・・・風?」
聞こえたはずの方向を、ふと向いてみる
だが、そこに彼はいない。
否、いる筈が無い。
だって、今の声は多分、私が作り上げたのだから。
不安になった私が、作り上げたのだから。
だけど、不思議とそこにいた様な気がした
そこで笑っていたような気がした
いや、気がしたのではない
本当にいたのだろう。きっと。
たとえ私が「作り上げた」のだとしても、確かに彼はそこにいた
そこにいて
不安になった私を慰めてくれた。
確証はない、だけど
今、確かにそこにいてくれた
向こうで寝ていて
そしてここにもいてくれた
ただそれだけ
ただそれだけなのに
暖かくて、そして何だか心地がいい
そう、まるであの時のよう
今はもう昔のように思えてしまう、高校時代
親切高校の崖の下で一線を越えた、あの夜のような
そんな暖かさ。
だからだろうか、いつのまにか心のモヤモヤが消えていく
とても不思議な気分になっていく
心から、何かしら深くて黒い氷のようなものが溶けていく・・・・
それが、たまらなく気持ちよかった。
そして、その感情が
その温もりが、暖かさが全て全身に行き渡っていた頃
私は、いつの間にか四肢を動かしていた。
良明がぐっすりと寝たのを確認してから
さっきまで凍る気分に犯されていた足を、何事もなかったかのように動かす
一歩、二歩、三歩・・・・・・次第に歩みは暖かく、熱くなっていく
そして、さっきまで自分を覆っていた「もの」が溶けたを確認して
暖かいこころのままで
熱い想いのままで
そして、穏やかな「愛」を持って








寒い・・・・・
本当に寒い・・・・
「堪ったモンじゃないな、チクショウ・・・・」
声に出さないつもりだったのに、出てしまった。
でも、寒いのだから仕方がない。
.......いや
寒いといっても、別に気温が寒いワケじゃない。
確かに、今は冬だという事もある
だから、温度はお世辞にも高いとは言えない状況だ。
だが、それ以上に冷たいと感じる原因があった
「・・・・・・・はぁ・・・・・・」
・・・・・・やっぱ、本当に寒いもんだ。
繋がっていたいという願望を、ただ拒否された
人が持つ権利を、ただ行使された、それだけなのに。
ここまで寒くなる事があるなんて、自分でも少しばかり予想を超えていた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや
本当に少しばかりですむのだろうか?
ハッキリ言って、さっき断られた事は、俺にとっては相当ショックだった。
色々と自分に葛藤を抱えていたので、自分を否定された様な気分になったのだ。
葛藤・・・・・そう聞くと、何だか立派なものの用に聞こえてしまう。
「それ」は、そんな大層なものではない
ついこの前、彼女について、ある事があった。
それからか、俺は彼女にどういう思いで接すればいいかわからず、頭が捩れていたのだ。
と、いうのも・・・・・・・・・・






先日、俺がシーズンを終えて帰ってきた時の事だ
ふと、家の近くで女性達が話し合っているのが聞こえた。
最初は特に気にもせずに帰ろうとした
だが、彼女達の口から五十鈴の名が出たときは、ただ驚き、そして立ち止まった。
何の事かと思って聞いてはみたが、その話の内容は酷いものだった。
あの若さで家を持ち、結婚しているという点
それについて、彼女の気分を一切考えない、辛辣な悪意の数々
子供もいるという事
それを、事情を何もしらず、ただ彼女がまるで男を漁っていたかのような、妄想だけの言葉
そして、夫はプロ野球選手で、早くも期待の一人に挙げられている事実
それを、単に羨ましいような、嫉ましいような(これは俺の自惚れかもしれない)
音の大軍にして、彼女に向けてただただ面白がっている。
初め、それを聞いた時は腸が煮えくり返る思いだった
今すぐ飛び出して、問いただしてやりたかった
「アンタらに、彼女と俺の何がわかる」と。
――――だが、次第にその感情は、別のものへと変わっていった
地へ放たれた溶岩が、やがて黒く固まっていくように
彼女への......思案
こんな事を毎日近所に言われて、五十鈴は平気なのだろうか?
こんなに奇異な目で見られて、五十鈴はそれでも笑っていられるのか?
そもそも、彼女はこの事を知っているのか?だとしたら既に我慢しているのか?
それを考える内、俺は何だか、強烈な無力感に襲われた
こんな理不尽な目で見られている事も知らずに、自分は悠々と過ごしてきた。
その事に、無力さに
だんだんと、怖くなってきた
そして、その場から逃げ出した
あんなに言ってやりたかった言葉
「アンタらに、彼女と俺の何がわかる」と
言う事すらできずに。
そして、その日からだろうか?
俺が、五十鈴に負い目を感じ出したのは
俺が、自分の中の五十鈴を遠ざけたように思い出したのは
俺が、五十鈴を今すぐにでもこの手に引き寄せたい

―――――彼女を、欲しいと思うようになったのは――――

そして、その日から募っていた想いを、今日実行しようと思うようになった。
間接的な方法で
何故か高校時代にチームメイトとよくやっていた、脱衣ゲームというおふざけで
ただ、イタズラとして済ませて、こころの内側を悟られないように。
しかし、自身の頭の悪さ故に、それは叶わなかった。
そんな追い詰められた時、俺がとったのは
彼女の心に甘え
彼女の心にすがり
直接、訴えかける方法だった。
情けない・・・・方法だった。
しかし、それも拒否された。
恐らく、五十鈴も心の中で感じ取っていたのだろう
俺の甘えは、淡々と跳ね返されてしまった。
まったく、情けない限りだ・・・・


・・・・・・・・・何故だろうか?
ここまで頭に浮かんできた事が、ここに来て急に薄らいでいく
多分、悲しさも一通り過ぎていったからだろう
その証拠に、何だか目の前がぼやけてくる
何よりの、証拠だ。
ここで、一旦思考をストップさせよう
そして、明日また考えよう
そう思った俺は、ふと目を閉じた
「今日」である内は、二度と開く事のない様に


――――そんな時だった


疾・・・・風?」
彼女が・・・・・五十鈴が、やってきたのは








初め、その姿を見た時は心臓が凍りつくかと思った。
それもその筈
「・・・・五十鈴・・・・服はどうしたの?」
そう、彼女は何も着ていなかった。
何も、身に纏っていなかった。
長く、美しい髪と
白く、透き通る風に思える体を微かな月の光に照らして
なにか、穏やかな表情で、こちらをじっと見つめてきた。
「・・・・・・・・・やろう」
「え?」
少しの間の沈黙を、五十鈴は柔らかな声で破った
そして、その直後、仰向けに寝ている俺の上に覆いかぶさった。
「え、えーと・・五十鈴さん?」
突然の事に、俺は何があったのかという表情を投げかける。
少し前までは見慣れていたその体も、今日は何だか艶やかで
俺は、いつもからは想像できない程に顔を赤くする。
「・・・・・・君だ」
「え?」
「最初に誘ってきたのは、疾風、君だ。」
頭が混乱している俺に、五十鈴は言った。
「・・・・だから、疾風も早く脱いで」
「え?・・・・・ど、どうしたんだ。いきなり」
尚も迫る五十鈴に、俺は質問をする
「・・・・どうしたんだ・・・・とは?」
「いや、だって五十鈴、さっき・・・」
ようやく落ち着いて問う俺。その時
チュッ!
「・・・・・・・・・・え?」
数ヶ月間味わっていない、甘い香りが襲ってきた
「・・・・・ふふっ」
いきなりの事に戸惑う俺を、五十鈴は艶のある表情で見つめてくる
心なしか、全身からあの甘い香りがしてくる風に感じた。
「・・・・・・やっぱり・・・か。」
五十鈴は、尚も微笑みかけて語る。
「・・・・・やっぱり・・・って、何が?」
よく分からない五十鈴の行動に、俺は何回目かわからない問いをする。
「・・・・いや・・・・な。」
何かを見通した様な眼差しで、五十鈴は言う
「・・・・・・・・・・疾風」
穏やかそうな、悲しそうな声で
「君は最近、何か悩みがあるのだろう?」
その質問は、俺にとって図星だった。






「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・何で分かったんだ?」
これも何回目かわからない沈黙を、俺の声が破る
「・・・・・・何となく、かな」
「・・・・・本当に?」
少し意地悪く聞いてみる。
「・・・・・・嘘だ。」
「やっぱりか」
ふと、笑顔がこぼれる。
「・・・・・・・・疾風・・・」
五十鈴が呟く
「何?」
俺もすかさず返す
「・・・・・・・・・君は、何でそんなに悩んでいたんだ?」
五十鈴の問いは、俺を詰まらせる
「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・やはり、言いたくだろうな。」
静かな声音で五十鈴は続ける。
「でも、安心してくれ。疾風が何でそんな表情なのか、何をそんなに悩んでいたのか、私には分かってるんだ」
「・・・・・・・本当か?」
俺のぼやけたな口調に
「ああ、本当だ。」
五十鈴は凛として答える。
「本当は、何で君が悩んでいたのか、私には分かっていた。」
そう言った所で、その体を更に俺へと近づける
「だけど、それを聞きたくなかった。」
「情けない話だけど」と付け加え、五十鈴は尚も喋る
「それを・・・・・・・・理由を聞いたら、何だか自分の全部が否定されるみたいで、怖かったんだ。
いつの間にか、瞳は潤んでいた
「五十鈴・・・・・・」
「・・・・・自分が否定されるのが嫌で、君の心の内をあえて遠ざけていた」
「だから」と付け加え、その真っ直ぐな目を俺に向ける。
「すまない、自分だけ逃げて・・・・・・・・・・・・これだけを、君に言いたかったんだ。」
こうして、話は五十鈴の悲しい表情で終わった。
それを聞き終わった後、俺は少し頭の中を掃除する事にした。
そして、それが終わった後、ふいに五十鈴を抱いて、自分の布団へと招きいれた
「えっ?・・・・・あっ!!」
そう言って驚く五十鈴に、今度は俺が語りかける
「・・・・・久しぶりに、五十鈴が欲しくなってね。」
その発言と同時に、俺は五十鈴に覆いかぶさる。
「・・・・お互いに、色々と辛かった事もあったみたいだな。」
俺は、ふとぼやく
「・・・・・・そして、それでお互いに沈みあって、それでいて浮き上がれなかった。」
自分でも、眼差しが深く狭くなるのが感じられた
「..........ただまぁ、これ以上、俺は何も言わないよ」
その眼差しを、だんだんと緩くしていく
「今夜は熱く過ごそう」
あまり多くは語りたくないので、こう言って五十鈴の胸に手をかける。
「うんっ!!」
それに、五十鈴もうれしそうな表情で答える





もう、これから先は言葉の説明はいらない

どういった感情がお互いに奔ったのか

その説明も必要ない

難しい言葉も、その意味も語らない

何故なら、ここから先は、二人の世界だから。

二人っきりの、世界だから。





「っっ!・・・・・せ、折角・・だから、ふ・・二人目も作る?」
「んぁぁっ!!・・・・・・ふ、二人か・・・・・・あんっ!!」
「・・っっ・・・・・・・・・何?不満?」
「・・ハァ、ハァ・・・・・・ああ、折角だから・・っっ!...野球チームが・・・作れるくらいにしよう・・・」
「・・・フフ・・・・っ・・・この淫乱め。」

そう言って、俺は沈む









えー、以上、駄作万歳でした   パチパチ~~

とまぁ、この通り読んでも溜め息しかでない作品なワケなんですが
もし、よろしければどなたか改訂するポイントを教えていただけませんかね?
特に、師匠のアドバイスがあった場合、智貴卍が暴走するかもです。
ぼちぼち、お願いします。

ではではっ!!     こんなものを御覧になって戴けたのならば幸いです!!
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